「ストーリーとしての競争戦略」を、今更読んでみた。

もう随分と前の本になるのか。

そのことに素直に驚いたが、

経営学の本としては異例のベストセラー。

読んでみて、納得。

とにかく、面白いのだ。

特に、”地方都市のコギャル”の話は、ツボであった。

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違いをつくって、つなげる。

戦略は、静止画の連続ではなく、動画でないといけない。

などなど。

いや、もちろん、著書で触れられていることはもっとあるが、

言わんとするところは、実はシンプルで、

それらを補完するケースも豊富に記されているのがありがたい。

そう、ケースそのものが、上質なストーリーであるのだから、

面白いと思うのも、当然なのかもしれないが。

あと、何より、楠木氏の文体というか、

語り口調というか、そういうのが気に入ってしまって、

早速、別の本まで買ってしまうほどに、実はハマってしまった。

特に、感銘を受けたのが、経営とは、先見の明だけではないということ。

そう。

ワタシも一応、経営学部卒なので。(笑)

実は、この一点が、腑に落ちないというか、

ずっと頭をもたげていたのだ。

先見の明で語り始めると、経営は博打でしかないし、

ごくごく選ばれたものしか、企業を経営できないのか?と。

その箇所を、ストーリーという切り口で説明してくれている本書は、

何というか、だからこそ、面白いのかと感じ入ってしまった。

「楽天新春カンファレンス2018」の時の話を併せて読むと、

より一層、理解が深まりそうである。

あと、楠木氏の本作に、大きな影響を与えたという、

「バカなる」も復刊されているとのこと。

ワタシも買ってみたが、これも理解の一助たり得る一冊である。

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そもそも、経営学とは、一体何か?

(経営学部に進んでいながら、こういうのも変ではあるが。)

まず、経営学を学ばないと、

企業経営ができないというものでは、

勿論、ない。

では、一体、学問としての経営学とは何なのか?

”実際に経営をしている人のためになってこその経営学。”

若き日の楠木氏に、先輩である伊丹敬之氏が放った一言だそうで、

これまた、そうか!そうだったのかと、

ワタシの中で、スッキリした瞬間であった。

合わせて読んだことで得られた、極上の読後感。

改めて、オススメしたい。

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